丸建コラム

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丸建コラム|021

2020/02/07丸建のこと

災害時に有効な解体屋の技術と手順

021

昨年10月の台風19号。
丸建工業では、床下浸水がありましたが大事には至らず、週明けには通常通り営業することができました。
台風のあった翌日、
会社周辺の被害が予想以上に大きいとわかり、
近所の知り合いのお宅の様子を見に向かいました。

そのお宅は、屋根から下が水に浸っており、
そのすぐそばで必死に作業をしている知人を見つけました。
声をかけると、とにかく元の姿に戻したい一心で朝からずっと作業を続けているというのです。
すでに、知人の身に付けているもの、作業道具、すべてが泥だらけになっていました。

その姿に、私はいても立ってもいられなくなり、会社からスタッフ数名を呼んで、片づけを手伝うことにしました。
汚れてしまっているものをむやみに動かしていては、
さらに片づけの作業を増やすことになり、二次被害を招く恐れがあります。
できるだけきれいに、作業する者と周辺の安全に気をつけながら行っていくこと。
作業をしながら、私は常日頃から行っていることと、とても近いものを感じていました。

それから3時間後、
知人宅の片づけは、無事終えることができました。

台風の被害に遭われた方には、自宅を元に戻したいけれど、
何から手を付けて誰に頼んでよいか解らないという方が多いのではないでしょうか。

今回のことで、私たちは解体屋の技術、作業手順が有効であることに気づかされました。
復興の一歩を進めるのは自分たちだと思いました。
きっとお役に立てることがあります。

家屋や敷地の片づけで、人手が足りない時、手順がわからないという時、遠慮なく私たちにお声がけください。
これまでの経験と人の力は充分に揃っています。
力を合わせて、また私たちの暮らしをつくっていきましょう。

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